Day 1 大潮の洗礼
八丈島の東にある神湊を僕らは出港し、まずは北東に進んだ。それは八丈島と御蔵島の丁度中間くらいにある、地元の漁師も恐れる黒瀬と呼ばれる浅瀬を避けるためだ。このエリアが、船長が話してた時化ている場所で、黒潮がそこを流れる時は、壁のような白波が押し寄せるらしい。水深1000メートル以上ある海底が急にそのエリアだけが水深100メートル以下になる場所だ。黒瀬を避けながら御蔵島に向かうのはいいが、その分かなりの大回りを余儀なくされる。そして当日は大潮(満月)でもあり、引き潮(北から南に流れる潮)が予想以上に強く、漕いでも漕いでもスピードが上がらない、平均時速10キロ前後で漕ぐつもりでいたが、実際にはその半分、うねりに乗った時でも時速7キロがやっとだった。



最初はGPSの表示がいつの間にかキロ表示からマイル表示になっているのかな〜とも思っていたけども、海水に浸かりながら休憩している時に、GPSの速度計が時速4〜5キロと表示していたのに気づき、変だな〜と思いながらも漕ぎ出して前進したところ、速度計が0キロと表示されるのを見て・・・やっと理解できたのだ。時速5キロかそれ以上の速さで海全体が後ろに(八丈島方面)に流れているのだった。休憩するたびに凄いスピードで後ろに流され、漕いでも漕いでも御蔵島に近づかない。おまけにアマ側(カヌーのフロートが付いている側)からの西風とウネリで・・・漕ぎ辛い状態が延々と続く。

東海汽船での船旅のときは八丈島を出てすぐに御蔵島が見えてくるのだが、今回はいつまで経っても御蔵島の島影さえ見えないのだ。その代わりに、いつまでも振り向けば八丈島と八丈小島が見えている。
精神的にも体力的にも、不安定になり、何回もフリ(転覆)をし、この先の計画がスムーズに進まない事に気づき始めて、なんどもFワードを叫ぶほど、に自分をコントロールできなくなっていった。

魂で漕ぐ・・・とか、海のリズムと一体になる・・・という常日頃から心がけている精神状態の自分はそこには存在しなかった。今回も海に導かれていなかった・・・という絶望感。Day 1のうちに、三宅島、もしくは新島まで漕ごうとした、傲慢で謙虚さのない自分に苛立ちながら漕ぎ続けたのだった。
| 2nd Stage 八丈島 | 11:12 | comments(0) | trackbacks(0)
Day 1
Day 1
7月24日(土曜日)
午前3時半起床、準備をし神湊へ。
4時半出航予定・・・と伝えていたので、八丈島の仲間が続々と港に集まる。
突然の来島そして出航だったので、昨年来お世話になった方々への挨拶や出航のお知らせが十分にできず・・・心残りでした。自然(気象等)とクルー達、そして伴走艇の都合を最優先するあまり、八丈島、御蔵島、三宅島、新島の方々との連絡や調整もうまくできずにご迷惑かけました。すみません。

下田から夜走りで迎えに来てくれた通称海賊船(伴走艇)の船長が、俺のカヌーを見るなり、『そんな舟じゃこの海峡は渡れないよ!死ぬよ!』と言われた。『今日の海峡は時化だよ。この海賊船でも大きな波がザッブンザッブン入ってきてでデッキの中も全てびしょ濡れだよ!』と怒鳴られて、焦ってしまった。確かに20トンクラスの漁船の窓ガラスもデッキの上もびしょ濡れだ。焦って気象予報士でもある波伝説の小川さんに電話したところ、天気は良好で西風が少し強いくらいという、昨日の予報と変わらない。でも・・・海の潮までは予報できないし、現場の漁師さんの判断にはかなわない・・・との返事。

せっかく、最後の最後で予定を調整してくれて、八丈島まで来てくれた木下サン、吉田さんをはじめとするクルー達、そして伴走艇も遠方八丈島まで迎えにきてくれて・・・ここで一日も延期する余裕はないし天気は申し分ない。船長とクルー達と話し合った結果、これ以上漕げない危険な状況になりそうになったら、船長の判断で海からDukeとカヌーを引き上げる・・・という約束をして、不安を抱えながらも八丈島を5時頃に出航する事になった。自分の直感を信じたとはいえ、船長やクルー達からしたら、無謀な船出だったのかもしれない。

今まで、毎日のように黒潮の進路と風向きと低気圧の事ばかり気にしていた僕だったが、ここから2日間、潮流、潮目、引き潮との戦いが始まる事になる。
| 2nd Stage 八丈島 | 10:11 | comments(0) | trackbacks(0)
生命の神秘
やっとお尻の痛みとケツずれのアザからくる膿が治まり、椅子に座れるようになった。昨日は一日中腹ばいで過ごし、食欲はいつものように大食いに戻った。手の平のマメというか腫れも治まり、やっと物が握れるようになりました。人間の治癒力て本当に凄いな〜と思う。静かに一日休んでるだけで、体が回復する。みるみるうちに怪我が治る。携帯電話やPCじゃありえないことだよね。単純でいて崇高な生命の神秘を感じたよ。
そして不思議なのは、殆ど全く筋肉痛が無いということ。筋肉の張りも殆ど無い。練習とかで2時間とか漕いだだけで、筋肉痛や筋を痛めたりする事があるのに・・・なぜだろう?2日続けて10時間以上も漕いだのに・・・不思議でたまらない。それって俺が力を使ってない・・・てことなのかな?何かの他の力、エネルギーを使って漕いでいたのだろうか?

皆さん心配かけてすみません。そして応援ありがとうございました。
電話とかで話した人もいるけど・・・お礼を言い忘れた人にはこの場をかりて感謝の気持を伝えたいです。

息子Kennyのブログを読んでる人も沢山いるようで、大体の状況は皆さん分かっていると思います。詳しい内容はブログではなく、Ocean Legend の一つのページとして詳しく作成します。今はまだ頭が空っぽで、これからの事とか、自分の気持とかをうまく表現できない・・・。

長く座っているのも辛いので、簡単に2日間の状況を数回に分けてだらだらとお知らせするだけにしますね。すみません。
| 2nd Stage 八丈島 | 23:13 | comments(1) | trackbacks(0)
終了。ありがとうございました。
無事に昨日終了しました。現在、身体はいたって元気なのですが、お尻のただれと手のひらのマメのせいでうまくパソコンの前にすわれず、そして、頭の中がまだ整理できていないので、詳しくはアップできません。すみません。少しでも落ち着いたらアップしますのでよろしくお願いします。


皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございます。
とりいそぎ心から感謝申し上げます。



詳しくは息子がブログにすでに動画もふくめアップしている様子なので
みてみてください。
http://www.flyyourama.blogspot.com/

| 2nd Stage 八丈島 | 11:11 | comments(2) | trackbacks(0)
中継
私からは何も報告ができないのでhttp://twitter.com/OCEANLEGENDDUKEこちらで、サポートにのってくれる永井くんが随時できる限り報告してくれます。
| 2nd Stage 八丈島 | 23:34 | comments(2) | trackbacks(0)
明日出航
明日4時半に八丈島の神湊を出航予定です。
| 2nd Stage 八丈島 | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0)
頼もしい仲間達
八丈島最終便で4人のクルーが到着した。
最高のメンツだ。
映像カメラマンと写真カメラマンは1st Stageと同じく吉田さん、木下さん。
サポートクルーはこれまた前回と同じく永井君、そして今回初登場のテルはOcean Legendを初期からいろいろとサポートしてくれている、同じSpiritをもったOhanaだ。
Oceanカヌークラブを代表して今回伴走艇に乗ることになった。
明日は楽しくなりそうだ。
| 2nd Stage 八丈島 | 20:12 | comments(0) | trackbacks(0)
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