2010.07.30 Friday
Day 1 大潮の洗礼
八丈島の東にある神湊を僕らは出港し、まずは北東に進んだ。それは八丈島と御蔵島の丁度中間くらいにある、地元の漁師も恐れる黒瀬と呼ばれる浅瀬を避けるためだ。このエリアが、船長が話してた時化ている場所で、黒潮がそこを流れる時は、壁のような白波が押し寄せるらしい。水深1000メートル以上ある海底が急にそのエリアだけが水深100メートル以下になる場所だ。黒瀬を避けながら御蔵島に向かうのはいいが、その分かなりの大回りを余儀なくされる。そして当日は大潮(満月)でもあり、引き潮(北から南に流れる潮)が予想以上に強く、漕いでも漕いでもスピードが上がらない、平均時速10キロ前後で漕ぐつもりでいたが、実際にはその半分、うねりに乗った時でも時速7キロがやっとだった。

最初はGPSの表示がいつの間にかキロ表示からマイル表示になっているのかな〜とも思っていたけども、海水に浸かりながら休憩している時に、GPSの速度計が時速4〜5キロと表示していたのに気づき、変だな〜と思いながらも漕ぎ出して前進したところ、速度計が0キロと表示されるのを見て・・・やっと理解できたのだ。時速5キロかそれ以上の速さで海全体が後ろに(八丈島方面)に流れているのだった。休憩するたびに凄いスピードで後ろに流され、漕いでも漕いでも御蔵島に近づかない。おまけにアマ側(カヌーのフロートが付いている側)からの西風とウネリで・・・漕ぎ辛い状態が延々と続く。
東海汽船での船旅のときは八丈島を出てすぐに御蔵島が見えてくるのだが、今回はいつまで経っても御蔵島の島影さえ見えないのだ。その代わりに、いつまでも振り向けば八丈島と八丈小島が見えている。
精神的にも体力的にも、不安定になり、何回もフリ(転覆)をし、この先の計画がスムーズに進まない事に気づき始めて、なんどもFワードを叫ぶほど、に自分をコントロールできなくなっていった。
魂で漕ぐ・・・とか、海のリズムと一体になる・・・という常日頃から心がけている精神状態の自分はそこには存在しなかった。今回も海に導かれていなかった・・・という絶望感。Day 1のうちに、三宅島、もしくは新島まで漕ごうとした、傲慢で謙虚さのない自分に苛立ちながら漕ぎ続けたのだった。


最初はGPSの表示がいつの間にかキロ表示からマイル表示になっているのかな〜とも思っていたけども、海水に浸かりながら休憩している時に、GPSの速度計が時速4〜5キロと表示していたのに気づき、変だな〜と思いながらも漕ぎ出して前進したところ、速度計が0キロと表示されるのを見て・・・やっと理解できたのだ。時速5キロかそれ以上の速さで海全体が後ろに(八丈島方面)に流れているのだった。休憩するたびに凄いスピードで後ろに流され、漕いでも漕いでも御蔵島に近づかない。おまけにアマ側(カヌーのフロートが付いている側)からの西風とウネリで・・・漕ぎ辛い状態が延々と続く。
東海汽船での船旅のときは八丈島を出てすぐに御蔵島が見えてくるのだが、今回はいつまで経っても御蔵島の島影さえ見えないのだ。その代わりに、いつまでも振り向けば八丈島と八丈小島が見えている。
精神的にも体力的にも、不安定になり、何回もフリ(転覆)をし、この先の計画がスムーズに進まない事に気づき始めて、なんどもFワードを叫ぶほど、に自分をコントロールできなくなっていった。
魂で漕ぐ・・・とか、海のリズムと一体になる・・・という常日頃から心がけている精神状態の自分はそこには存在しなかった。今回も海に導かれていなかった・・・という絶望感。Day 1のうちに、三宅島、もしくは新島まで漕ごうとした、傲慢で謙虚さのない自分に苛立ちながら漕ぎ続けたのだった。




